間違っているのはあなたの食習慣である

食べてもいないのに「うまい」と錯覚させることがタバコ会社にできるなら、次のようなことは極めて簡単なのではないでしょうか。
本当はたいした味ではない、もしかすると実際はまずいかもしれない食品を、消費者に「おいしい」と思わせる、ということです。

世界的グルメの代表格、生牡断を例にあげてみましょう。あなたは生牡断を食べたことがありますか?あれを丸ごとズルッと飲み込むのは容易なことではありませんね。同じ大きさのゼリーに塩味を付けて飲み込んだら、ずっと安価で同じ効果が得られると思いませんか?勇気を奮って生牡断に挑戦する人はたくさんいますが、そのあともう一度食べたいと思う人は実際少ないのではないでしょうか。

生牡断は極端な例だったかもしれませんが、私が皆さんに気付いてほしいのはこういうことです。
牡断やキャビアなどのように、見た目では食欲をそそらない食べ物が、世界の美食として君臨しているという現実。これは世界中の人が「壮断はおいしい」「キャビアはうまい」という先入観を持っているからではないか。そしてこれは、高価な珍味だけでなく、日常よく食べる食べ物にも当てはまるのではないか、ということです。

あなたが大好物だと思っている食べ物が本当においしい物だと信じ込まないでください。

間違っているのはあなたの食習慣

食の欧米化


信じ込んでしまうと減量のチャンスを早々に失ってしまいます。幸いにも私たちには「真においしい食べ物を食べていれば、健康にもよく、理想の体重を保つことができる」という素晴らしい事実があるのですから。

赤ん坊の時に、母乳がいいか人工ミルクがいいか、一日何回飲みたいか、あなたは自分で決めましたか?離乳食も何をいつ食べるか、あなた自身ではなく母親が決めたはずです。

学校では食べたい物を食べることができたでしょうか?会社の食堂ではいつも食べたいメニューがあるでしょうか?家庭でも食事を作る人が何を食べるか、いつ食べるかを決めるのが普通ではないですか?もしあなたが家族の食事を作っているとしたら、限られた家計内で家族全員の好みを満足させるなんて、とうてい無理なことだと思いませんか?

「ここであなたに理解してもらいたいのは、あなたが口にする食べ物のほとんどは、食べたいから食べているのではなく、それを食べる条件下に置かれているから食べているということです。レストランではメニューにある料理しかチョイスはありません。メニューに食べたい物がたくさんありすぎて迷うのではなく、食べたいものがメニューの中になくてどれにするか迷うことがよくありませんか?

私は皿の上にのった食べ物を全部食べてしまわなければ気がすまないタイプです。あなたもそのくちではないですか?でも皿に盛る料理の量を自分で決める機会がどれだけあるでしょうか?レストランでは自分で決められませんね。もちろんバイキング形式ならオーケーです

が、これもかえって問題です。私などはバイキングとなると、腹八分目の三倍の量を皿にテンコ盛りにしてしまい、そしてそれを全て平らげなければ気がすまないのですから。「おやつはどうでしょう?「おやつを食べよう」と意識的に決心して食べているでしょうか?

テレビのコマーシャルに食欲をそそられたり、おいしそうな匂いに誘われたり、人に勧められたり、退屈だったり、落ち着かなかったり、何かちょっと自分にご褒美をやりたいからと思って食べるのが普通ではないでしょうか。

このような理由から、私たちは余分な食べ物を口に入れてしまったり、過食や衝動食いの習慣をつけてしまうのです。

過食の習慣を止める

「こうして見てみると、私たちの食習慣は、自らが選択した結果ではなく、家庭や生活環境によって条件付けられているのが分かります。さらに生活環境は、利益を追求する食品会社によって条件付けられているのです。

「これからは、どんな食べ物をいつ、一日に何回、どのくらい食これからは自分自身で食習慣を楽しみながら管理して」自分で決めていきましょう。

自分の食習慣を自分自身で管理するのです。「そんなことできるかしら」と不安になる人もいるかもしれませんが、ご心配なく。イージーウェイでは簡単に、しかも楽しみながら食習慣を管理することができます。

簡単に楽しく「これこそがイージーウェイの真髄なのですから、「そんなことできっこない。嘘っぱちだ」と、本書をごみ箱に投げ入れようとしている人がいれば、ちょっと待って!もう一度私の約束を思い出してください。

「イージーウェイに従えば、自分の大好物を食べたいときに好きなだけ食べ、しかも特別な食事制限や運動もせず、強固な意志も必要とせず、いかなる道具も使わず、みじめさも欠乏感も感じずに理想の体重を保つことができる」ごみ箱に捨ててしまうにはもったいない話でしょう。

がんばって本書を読むぐらいの努力はしてみる価値があると思いませんか?信じられないほど話がうますぎるとしても、地球上生物の九九・九九パーセントがやっていることを、あなたがやらない理由はどこにもありません