なぜ人間だけは病院にかかる必要があるのか?

「この数百年間の医学の進歩には目覚ましいものがあります。今では臓器移植や遺伝子組み替えまでが可能となり、我々一般人の度肝を抜くような研究成果が次々と発表されています。
それでも最先端分野の研究者たちが「人間の体の機能が次から次へと明らかになっていくにつれ、我々がいかにこの素晴らしい構造体のことについて知らなさすぎるかを思い知らされる」と言っているのも事実です。そして現在の医学のレベルでは、長期的に見れば、病気を治すより引き起こすことのほうが多いのです。

うちの猫は水槽の水も平気で飲めるのに、どうして私はホリデー病気の症状を消す先のスペインの生水で作った氷を飲み物に入れただけでお腹を下医薬品は生み出されたけれどしてしまうのでしょう?野性の動物は生まれてから数時間後には自分の足で立ち、走ることもできるのに、どうして人間の赤ん坊は何か月も自分で動くことすらできないのでしょう?

なぜ一番賢い生きもの・人間だけが病気で死ぬのだろう

近代的医薬品のほとんどは、病気の症状を魔法のように消してしまいます。私は長年、便秘に悩まされてきましたが、これも特別なこととは思っていませんでした。人間が生まれたときから病気をすることが自然なことだと思い込んでいたからです。水ぼうそう、風疹、風邪、インフルエンザ、消化不良、便秘、下痢などなど。病気にかかるのは自然なこと、そして医者に行けば薬をくれ、それを飲めば病気は治る………これがあたりまえだと思っていたのです。私の便秘も医者にもらった下剤を飲めば二、三日で治ってしまいます。

医者

しかし、人間の体のように素晴らしい機能を備えた構造体が便秘になるということが、本当に自然なことなのでしょうか?この構造体を作っている何兆個の細胞は、もともと癌を患うためにできているのでしょうか?私の便秘はただの病気ではなく、間違った食べ物を食べているからだ、とどうして医者は言ってくれなかったのでしょうか?「人生に何か問題が起これば、我々は原因を排除することでその問題を解決しようとします。

例えば、もし家の屋根が雨漏りをしたら、そのあとの人生をずっと鍋で下を受けながら過ごしますか?それとも傷んだ瓦を修理しますか?これはあまりにも例えが単純なので答は明らかですね。

そして、たぶんあまりにも単純だからこそ、私たちは医学に対して間違ったアプローチを取っていることに気付かないのです専門家である医者でさえも、人間の体の複雑さの前では、コンピューターを修理しようとしているペットの猿と同じだということに。「自動車の運転中にガソリン切れの警告灯が点滅したら、警告灯の豆電球を取り払って問題解決としますか?車はしばらくはエンストせずに走るかもしれませんが、いずれは困ったことになります。警告灯に問題があるのではなく、まったくその逆、警告灯は「何かがおかしいよ」と知らせてくれるサインにすぎないのです。

私たちは頭痛や咳、熱、吐き気、倦怠感などをそれ自体病気とでも本当はこれらは単なる症状。自動車の警告灯と同じで「体が何かおかしいよ」と告げる警告サインなのです。

また、肺に異物が入れば咳をする、胃に毒物が入れば嘔吐するなど、症状自体が単なる警告ではなく、治療の一部になっている場合もあります。「近代医学はこれらの症状をきれいに取り去る魔法の薬を生みだすことに執着しすぎてはいないでしょうか。そして医者は病気の症状緩和のために魔法の薬を処方しますが、それがかえって病気を悪化させるケースもたくさん出てきています。

例えば精神安定剤。精神安定剤はアルコールのようなものです。飲んだすぐ後は心のなかの悩みを取り払ってくれますが、根本的な治療をしているわけではないので、薬の効果が消えればまた一錠飲まなければなりません。またこの薬自体も毒のようなものですから、肉体的そして精神的副作用をもたらします。

薬に依存しても無理がかかる

そうして薬に依存しても、もともとの心の問題が解決されない限り、薬への依存が肉体的、精神的ストレスとなって症状をさらに悪化させるのです。

「精神衰弱は病気ではなく、警告サインです。「もうこれ以上のストレスは耐えられない。悩みも責任ももうこりごりだ。休みたい。僕には休息が必要なんだ!」と体が叫んでいるのです。

「象は医者なしでも人間より長生きすることができます。そもそも医者というのは人類の長い歴史絵巻の上では、ほんの最近生まれた職業です。百年前の医学でさえも、今の私たちの目にはかなり野蛮に見えます。結局のところ、人間の体こそが地球上で一番よくできたサバイバルマシーンなのです。私たちの体に自然に備わる機能もすべて、人間の生存のために設計されているのです。

例えば抗体システムは人間が持って生まれた最強の武器と言えます。しかし病気にかかったときに薬で症状を消してしまえば、体が送っているサインを消してしまうことになり、この優れた抗体システムは病気の存在に気付かないまま埃をかぶってしまうのです。「あなたの乗った船が遭難したとしましょう。

あなたが燃やしたSOSの発火筒を見つけたヘリコプターのパイロットがその火を消して、「またひとつ問題解決」と颯爽と陸の方へ戻っていったとしたらどうでしょう。医者が薬を処方するのも、このパイロットがしているのと同じことなのです。